ロービジョン・ブラインド 川柳コンクール
パリミキ・メガネの三城が主催する川柳コンクールです。視覚障害にちなんだテーマを、視覚障害当事者だけでなくそれぞれの視点で「五・七・五の川柳」にして社会全体で共感できることを目的としています。このコンクールは、川柳の詠み手の立場を分類し、3部門に分かれ募集されています。分けることにより「見えにくさを感じている方」「メディカル・トレーナー」「サポーター」が、普段、体験したことや思っていることを、それぞれの立場から率直に表現し発信することが出来ると評されています。
●見えにくさを感じている方部門
視覚・色覚に障害のある当事者の方
●メディカル・トレーナー部門
医師・看護師・視能訓練士・歩行訓練士・その他訓練施設等の先生方
●サポーター部門
家族、友人、職場の方、誘導ガイド、ヘルパー、商品開発、販売者などの支援者または一般の方
2020年現在、3回のコンクールが開催されています。募集要項や過去の受賞作はパリミキ・メガネの三城公式HPでご確認ください。
第三回目 ロービジョン・ブラインド 川柳コンクール
開催期間
2020年12月1日(火) から 2021年1月31日(日) まで結果発表
2021年3月下旬審査員
八木 健 先生(NHK「俳句王国」司会10年、元『川柳マガジン』選者など)第二回目 ロービジョン・ブラインド 川柳コンクール
応募総数1,668句の中から、最優秀賞、各部門賞、NEXTVISION賞ならびに入選100作品が選ばれました。応募者の6割以上が視覚障害当事者でしたが、若い20歳以下の方も多く応募するなど幅広い層の参加がありました。開催期間
2018年12月1日~2019年1月31日結果発表
2019年3月下旬受賞作品
<最優秀賞>ありがたや 券売機のない ラーメン屋(ナ月様 男性(ロービジョン))
<部門賞>
●見えにくさ感じている方部門
転がった 小銭へ耳が 追いかける(五十嵐静子様 女性(ブラインド))
●メディカル・トレーナー部門
杖や犬 まだ壁あるかな わが日本(ココナゴの父 様 男性(盲導犬歩行指導員))
●サポーター部門
健常者 なる呼称こそ 恥ずかしい(右田俊郎 様 男性(その他 一般))
<NEXTVISION賞>
満開の 桜並木を 鼻で観る(鼻できく)(三色すみれ 様 男性 (ブラインド))
第一回目 ロービジョン・ブラインド 川柳コンクール
受賞作品
<最優秀賞>死ぬまでに 妻とやりたい ニラメッコ(山本進 様 /ロービジョン/ 男性)
<部門賞>
●見えにくさ感じている方部門
危ないと 言ってるあなたが お邪魔です(川口育子様 /ロービジョン/女性)
●メディカル・トレーナー部門
秘密事 何でも知ってる 盲導犬(富士ハーネス大 様/訓練指導員/男性)
●サポーター部門
サングラス 決まってるけど 今は夜(すなふきん様 /その他/女性)
<NEXTVISION賞>
だれにでも 未来とやらは 見えにくい(金子あつし様 /ロービジョン/男)
<入選作品(一部)>
探し物 ここよと返事 してほしい(ブラインド/女性)
持つべきか 持たざるべきか 白い杖(ブラインド/男性)
デパートで はぐれた妻に 道尋ね(ロービジョン/男性)
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