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【は行】有名な都々逸一覧

2020年11月17日火曜日

都々逸 都々逸一覧

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「は」から始まる都々逸

・花は咲いても 身は山吹よ ほんに実になる 人がない

・花もどうやら 紐とく頃は とかく人目に つくわいな

・鼻先ばかりを お客に打って 間夫(まぶ)にゃ心の 底を売る

・恥ずかしいぞえ 牡丹の花を 見に行く私は 鼻が獅子

・裸で寝たとて 惚れたじゃないよ お前のしらみが うつるから

・二十(はたち)花嫁 姑が嵐 三十葉桜 主(ぬし)が雨

・撥(ばち)を持つ手に 今日火吹き竹 なれぬ勝手の 忙しさ

・春のひと日を つい飲みたおれ 花とふたり 寝して戻る

・春の鴬(うぐいす) 何着て寝やる 花を枕に 葉をかけて

・腹の立つときゃ この子を見やれ 仲のよいとき 出来た子じゃ

・薔薇も牡丹も 枯れれば一つ 花でありゃこそ 分け隔て

「ひ」から始まる都々逸

・一人笑うて 暮らそうよりも 二人涙で 暮らしたい

・ひとりで差したる から傘なれば 片袖濡れよう 筈がない

・火のし片手に 羽織のしわを それといわずに 当てこすり

・久しぶりだよ 一番やろう 早く出しなよ 将棋板

・人の口には 戸は立てながら 門を細めに 開けて待つ

・日に増しおかずのまずいにつけて 元の主人を思い出す

「ふ」から始まる都々逸

・不二の雪さえとけるというに 心ひとつが とけぬとは

・富士の山ほど お金を積んで それをそばから 使いたい

・ふとした初会で あいぞめ橋が 今じゃお前を 松屋橋

「へ」から始まる都々逸

・下手な易者と わたしの恋は あわでこの世を 過ごしてる

「ほ」から始まる都々逸

・惚れた数から ふられた数を 引けば女房が 残るだけ

・ほれた証拠は お前の癖が いつか私の くせになる

・惚れて通えば 千里も一里 逢わで帰れば また千里

・惚れて悪けりゃ 見せずにおくれ ぬしのやさしい 心意気

・惚れさせ上手な あなたのくせに あきらめさせるの 下手な方

・星の数ほど 男はあれど 月と見るのは ぬしばかり

・ほんにお前が 酒好きゆえに わたしゃ餅焼く 世話がない

・ほんにうれしい 目の正月よ 年始の途中で 主に遭う

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