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【か行】有名な都々逸一覧

2020年11月15日日曜日

都々逸 都々逸一覧

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「か」から始まる都々逸

・帰しともない お方は帰り 散らしともない 花は散る

・顔見りゃ苦労を 忘れるような 人がありゃこそ 苦労する

・傘を忘れて 戻った若さ 帰りにカバンを 置いてくる

・可愛いお方に 謎かけられて 解かざなるまい しゅすの帯

・可愛ゆけりゃこそ 七里もかよへ 憎くて七里が 通わりょか

・可哀そうだよ ズボンのおなら 右と左に 泣きわかれ

「き」から始まる都々逸

・君と寝やろか 五千石とろか ままよ五千石 君と寝よ

・君は吉野の 千本桜 色香よけれど きが多い

・君は野に咲く あざみの花よ 見ればやさしや 寄れば刺す

・気障(きざ)なお客と 井に沸く水は 金気(かねけ)なくなりゃ 茶にされる

・切れてくれなら 切れてもやろう 逢わぬ昔に して返せ

・金の屏風に 墨絵の牡丹 中に二人の 狂い獅子

・義理も人情も もうこの頃は 捨てて逢いたい 欲ばかり

・義理や人情が 守れるならば 恋は思案の 外じゃない

「く」から始まる都々逸

・九尺二間に 過ぎたるものは 紅のついたる 火吹き竹

・口の車は のろまを乗せて そうして三筋の 糸でひく

・口でけなして 心で褒めて 人目しのんで 見る写真

・くじも当たらす 出世もなくて 今日を生きてる 運のよさ

・苦労する身は 何いとわねど 苦労し甲斐の あるように

・愚痴もいうまい りん気もせまい 人の好く人 持つ苦労

「け」から始まる都々逸

・けんかしたとき この子をごらん 仲のよいとき 出来た子だ

・芸者ひかせて 眉毛を剃らせ 小町水でも 売らせたい

「こ」から始まる都々逸

・恋に焦がれて 鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす

・戀(こい)という字を 分析すれば 糸し糸しと 言う心

・こうしてこうすりゃ こうなるものと 知りつつこうして こうなった

・小唄どどいつ なんでもできて お約束だけ 出来ぬ人

・小指切らせて まだ間もないに 手まで切れとは 情けない

・米の高い時 双子を生んで お米(よね)お高と 名をつけた

・このまま死んでも いい極楽の 夢を埋める 雨の音

・この雪に よく来たものと 互いに積もる 思いの深さを 差してみる

・拒む気はない 一言馬鹿と 肩へ廻した 手を叱る

・これほど惚れたる 素振りをするに あんな悟りの 悪い人

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